melma Vol.187

 

2020/01/01

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べてるの家のメールマガジン「ホップステップだうん!」 Vol.187

毎月1日、15日発行予定(配信が夜になる場合もあります)

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あけましておめでとうございます!

いつもべてるの家の活動を応援していただきありがとうございます。
2020年もよろしくお願いいたします。

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松村満恵さん

「焼き鳥は動物虐待である」という動物愛護の信念から焼き鳥屋の赤ちょうちんにパンチをして入院となり、そのエピソードから2012年の幻覚妄想大会のグランプリに輝いた松村さん。昨年から夢に見た一人暮らしに挑戦されました。部屋探しのとき、不動産屋さんにペットの有無を聞かれ「ユニコーンを飼っています」と正直に話したそうです。人が勝手に部屋に入り、自分のものを盗むという苦労を抱えながら、みんなの力を活用してはじめての買い物やお料理にも挑戦し、一人暮らしを続けています。

天使の声に耳をかたむけ、世界平和の研究をされている松村さんに2020年がどんな年になるのか聞いてみました。
「2020年は、とにかくラッキーイヤーであり、べてるの民も繁栄します!2020年は、収入よし!結婚あり!わたしなら、神様と絆を結ぶ年かな?」

写真は幻覚妄想大会のグランプリの記念品、天使の羽一式をつけた松村さんです。

(写真/文 江連麻紀)

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2020年最初のPST(1月17日 金曜)19時スタート

「PST」とは、病院や就労支援、訪問看護など様々な現場で支援に取り組むみなさんのあれやこれやといった苦労をともにわいわいと当事者研究していくプログラムです。
2018年9月に就労継続支援B型BaseCampを開所してから、(ほぼ)毎月、支援職の当事者研究~PST千川~を開催してきました。
支援をしているけどなんだか苦労がつきなくてお疲れ気味の方、職場の人間関係に悩み中の方、当事者研究って面白そうだけどどんなものなんだろうと興味がある方などなど・・・ぜひぜひ気楽にいらしてくださいませ。
金曜日の夜、お食事(最近はカレーが多いです、前回はハヤシライスでした)しながらゆるりと一緒に当事者研究できたら嬉しく思います。

日時:2020年1月17日金曜日 19〜21時

場所:就労継続支援B型BaseCamp
(東京メトロ有楽町線/副都心線 千川駅の目の前です)

参加費:1000円(お食事つき)

申し込み
メール info@base.or.jp
電話 03-5926-7418

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あなたの物語を演じます〜プレイバックシアター〜(1月19日 日曜)

 

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続「技法以前」160 向谷地生良

「花巻の原則-その4 対話のトライアングル(三角形)」

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「どんな場面でも、経験や出来事(テーマ・問・課題)を自分たちの前に置き(絵や写真を見るように)探索的、研究的対話を重ねる」

今から三十年も前に出版された「精神療法面接のコツ」(岩崎学術出版1990)に「対話精神療法について」(神田橋條治)という章があり、そこに次のような記述があります。

「嗜癖治療の要点は二等辺三角形の関係をつくることである。治療者と患者が近接した位置に座って、一緒に、患者の真の苦痛を眺め・語ることである。治療者の伴侶なしでの直面は新たな嗜癖行動、たとえば、自他への暴力嗜癖や苦痛嗜癖を生む」

今から40年前、浦河で一番苦労している人を紹介してくださいと保健所の保健師さんにお願いしたところ、一緒に案内されたのが4人の子育てをするアルコール依存症を抱えた元漁師の家族でした。その家族との出会いと関りの経緯は「べてるの家から吹く風」(いのちのことば社)に書かれているので詳細は省きますが、とにかく、いわゆる”腹の立つ経験”ばかりでした。家族を巻き込んだトラブルの喧騒の中に「いつでも、どこでも、いつまでも」のスローガンをかかえ、昼夜問わず、家庭訪問を続け、入院治療にこぎつけるまでが大変でした。入院を承諾し、三ヶ月の入院プログラムを体験し、退院時には、家族や生活保護の担当者、保健師、妻など関係者を交えての退院カンファレンスを行い、本人も反省の弁を述べ、「今度こそ」と思ったのもつかの間、退院して一番先に向かったのは、自宅ではなく、酒屋でした。

依存症を持つ人たちの支援の世界は、もっともストレスフルな現実に私たちを巻き込み、周囲を疲弊させます。そこで、長い間、依存症治療は、治療者側が「病気ではない、性格が悪いのだ」という「性格問題」にすり替えて、専門家自身がこの問題から遠ざかってきました。

私は神田橋の提唱する「嗜癖治療の要点は二等辺三角形の関係をつくること」を知ったのは、数年前のことですが、依存症を持つ人たちとの関りを続ける中で、身に着けたのが、「ユーモア感覚」と「外在化」の知恵でした。そして、それをもっとも発揮しやすい「対話の構造」が、この「三角形」をつくるということでした。

実は、この三角形をつくるというのは、そんなに単純ではありません。世の中は、得てして「白」か「黒」を求めたがりますし、「受身」より「能動」を好みます。しかし、現実の私たちの暮らしにおいても、「問い」や「疑問」と「答え」、「結果」の間に距離があり、私たちが一番苦手なのが「曖昧さ」や「不意確かさ」です。人生は9割がた、この不確かな「グレーゾーン」と言っても過言ではありません。この耐えがたい、不確かさを生き延びる知恵として生まれたのが「研究する」という生き方であり、「立ち位置」です。これは、昨今、注目されているアルコール依存症を持つ人への有効な関りの模索の中から生まれた「動機づけ面接」が重視するinter-vew(inter:お互いに、view:見る)を活用し、2人が並んで座り、まるで風景画を観ながら話すイメージにも近いものです。

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向谷地生良(むかいやち・いくよし)

1978年から北海道・浦河でソーシャルワーカーとして活動。1984年に佐々木実さんや早坂潔さん等と共にべてるの家の設立に関わった。浦河赤十字病院勤務を経て、現在は北海道医療大学で教鞭もとっている。著書に『技法以前』(医学書院)、ほか多数。新刊『べてるの家から吹く風 増補改訂版』(いのちのことば社)、『増補版 安心して絶望できる人生』(一麦社)が発売中。

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伊藤知之の「50代も全力疾走」 第1回

ピアサポートと当事者活動について再度考える

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2020年明けましておめでとうございます。べてるの伊藤知之です。昨年のべてるは、仲間やスタッフの子どもに囲まれ、一方で新規のメンバーの仕事としてイチゴ作業が本格的にスタートしたまさに「未来に向かう」年でした。

これを書いているのは2019年の12月30日ですが、例年年末に行われている回復者クラブどんぐりの会の振り返り研修会(忘年会)も無事終えることができました。昨年の振り返り研修会では、私は直前にダウンし、仲間に救出してもらって何とか参加することができましたが、今年は昨年のさらに良くする点を踏まえて、仲間やスタッフに細かく役割を割り振ることで会を成功に導くことができました。今年は、皆がその存在に癒された松原朝美さんの子どものみらいちゃんをテーマの1つにし、仲間やスタッフにみらいちゃんがべてるにいてよかったことをたくさん語ってもらいました。

このことで再確認したことは、障がいを持つ人の当事者活動は、皆に少しずつ役を与えることが大事だということです。数年前に私が読んだ、知的障がいの当事者活動であるピープルファーストの当事者リーダーの教科書にも同じことが書かれてあったと記憶しています。ここ2年程の浦河の当事者活動は、事務局を担ってくれた仲間が抜けることが続いていたため、新体制をどう構築するかを悩んでいるところですが、仲間の力で乗り切れることを願っています。

さて、昨年末は急遽横浜当事者研究会のピアサポーター養成講座に参加することになり、私もお話をさせていただいたのですが、講座の最後に向谷地生良さんが話していてことが今も印象に残っています。生良さんは、昨今の精神保健福祉では、国(の給付金)から給料をもらい、支援者のような役割を持っている当事者及びそれを目指す当事者(ピアサポーター)が増えているが、他方で患者運動的な当事者活動は世界の流れとは逆にどんどん衰退しているように思えると話されていました。続けて、日頃支援を受けていたりする中で当事者(ユーザー)の目線でおかしいと思うことはどんどん声に出して伝えることを推奨されていました。たとえそれが多少的外れなものであってもだそうです。

べてるで活用しているSSTも。最初は社会や公的機関などに自分たちの考えや意見を伝えることの必要性から生まれた技だと聞いたことがあります。これまでは、道回連や全精連の交渉では、私は努めて浦河から発信することを心掛けてきました。回復者クラブの北海道からの補助金が削減されるかもしれなかったこと、北海道での退院促進のピアサポーターの存続が危ぶまれたこと、浦河赤十字病院の精神科がなくなるかもしれなかったこと、仲間の子どもが多い浦河からの視点からの旧優生保護法への考え、10年前に比べて倍以上に増えている精神科病院での身体拘束の廃止についてなどをこれまで発信してきました。

私は法人のサービス管理責任者という立場から、当事者の視点に立って活動をすることは時に利益相反に当たるのではと考えることもありますが、生良さんも言われていた通り、ピントが合っていなくても当事者目線から声を上げ続けることを2020年も続けていければと思います。

紅白の「パプリカ」にあわせて踊る伊藤さん。

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伊藤知之(いとう・のりゆき) 統合失調症全力疾走あわてるタイプ

べてるのメンバースタッフとして活躍する傍ら、全国を講演会などで飛び回る相変わらず全力疾走の毎日。「伊藤ネット」という独自のネットワークを持ち、営業力と宣伝力はべてるのなかでも随一の実行力を発揮している。今年は結婚に向けてまい進中。

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のりの気まぐれ通信
バラバラで結構よ No.1

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札幌で子育てに当事者研究を取り入れている笹渕さん。地域のお母さんたちとの当事者研究の会を主催していて、自身でミニコミ誌も発行しています。

 

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笹渕乃梨
1981年生まれ。北海道積丹町出身の一児の母。
幼少期の経験から、学生の頃よりパーソナリティ障害的苦労を持つ。2014年、第一子出産後から当事者研究に取り組む。
現在は、約月一回のペースで地域のお母さんたちとの当事者研究の会をゆるゆると主催。趣味は焚き火と雪かき。

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福祉職のための<経営学> 049 向谷地宣明

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● 「リトリートマネジメント」

あけましておめでとうございます。

大晦日は元祖べてるの家で鍋を囲みながら紅白を観るのが毎年の恒例行事なので、今回も浦河に来ています。いま元祖べてるの家や浦河教会は改築の計画が持ち上がっているので、こうしてみんなでここで鍋を囲むのはもう何回もないかもしれません。北海道へ来る前はわざわざ寒いところへ行くのがとても億劫でした(できるならハワイにずっといたかった。。)けど、今年はやっぱり暖冬のようで、雪は全然ないし、例年に比べればだいぶマシですねきっと。せっかくのお正月なので、なにかおめでたい話をと思ったのですが、個人的なことはとくになにも思い浮かばないので、今回はいつもよりゆるい話を書こうかなと思います。

べてるでは、近年メンバーやスタッフのおめでたが続いています。先日、年末の恒例行事の川村邸での餅つきに参加したら、一昨年に誕生したみらいちゃんがスクスクと成長していてつかまり立ちをしていました。あと2ヶ月もすると歩きだしそうな感じです。先月にも無事赤ちゃんが産まれた女性メンバーがいました。こちらも女の子だそうです。べてるにとっては、赤ちゃんがいると場の雰囲気も普段の会話の内容もこんなにも大きく変わるんだなと実感した一年だったかもしれません。私もかつてこうして赤ちゃんをやっていて、みんなに入れ替わり立ち替わりお世話されていたんだなと思うと面白いですね。「ケア」されていた記憶はなくても、いまこうして自分が生きているということが、全くの無力な存在だったにも関わらず誰かに「ケア」されていたという証しになるわけです。「ケア」とは、わりとそういう自分の存在を考える手がかりの根源のような気がします。「ケア」のないところには、きっといかなる自己肯定も自己承認もないかもしれません。

中央に座ってるのが若かりし佐々木実さんと早坂潔さん。抱っこされてるのが私。

今年も浦河はイベントや行事がたくさん控えています。なので浦河へは心理教育ネットワーク全国大会、べてるまつり、年末の3回はとりあえず来られると思いますが、状況が許せばもう少し増やせたらいいなと思っています。その合間にもみんなと春頃に韓国、夏頃にアメリカ、秋頃にフィンランドなどに行ければ理想的ですね。最近、新千歳空港からフィンランドへの直行便が就航してとても行きやすくなったそうです。韓国へは5月の連休をまるまる使う日程がすでに出てるみたいですが、せっかくなのでどこに行くにもまとまった時間がとれたら嬉しいです。前にみんなでドイツのベーテルへ行った時にはたしか2週間くらい滞在していたと思います。また、今年は当事者研究全国交流集会が九州であるので、会場となってる佐賀だけじゃなくて他の県にも足を伸ばせたらいいなと思います。

東京で生活するのがもうもうしんどいということはここでも前からちょっと書いてますけど、特に最近は再開発等で周辺はどこも工事だらけだし、羽田の新着陸ルートが自宅の真上を通っていて想定していた以上に航空機の騒音がうるさいんですよね。いつも東京などで会う人と浦河で会ったりすると「なんかいつもと表情が違いますね(いい意味で)」と言われたりします。自覚はしてませんがたぶんそうなんでしょう。人はそれぞれ環境に対する「スイートスポット(最適値)」を持っているんじゃないかと思います。たとえば、自然があるのがいいと言っても、あまりにも剥き出しの人の手が入っていない自然にはむしろ不安を感じる人が多いということは前にもここで紹介しました。人はある程度環境に人工物があったり、人の手が加えられていた方が安心するのでしょう。逆に、あまりにも環境が人工物だらけで都市化され過ぎていてもそれはそれで苦しいということもあると思います。そして、私にとっての環境の「スイートスポット(最適値)」というのは、やっぱり田舎仕様なんだなと思います。

これまでの自分の助け方(対処法)としては、東京から離れたところに住んで必要に応じて通う「ウルトラマン作戦(未遂)」というのがあります。「ウルトラマン」とは、シュワッチと現れて自分の役目が終わったらまたシュワッチと自分の星に帰る(地球には留まらない)スタイルのことです。まあ、私にとっては浦河が地球だとすると、東京は火星みたいなところですね。この対処法の元ネタは浦河の加藤木さんの「ハイパーアンテナ・ギリギリガールの研究」のなかに出てくるものです。それを自分に当てはめて、長野だったら新幹線で通えて便利かなとか、リニアが通ったら品川まで20分だなとか、近年だとマレーシア(もはや通えない)のモントキアラへの移住を見据えて現地の視察に行ったこともありました。実際にやるかどうかは別として、そうやって逃げ道を模索しているだけでも精神が保てるという効果があります。副作用としては、その都度周囲が振り回されるということですね。

もうひとつの助け方は、隙あらば東京(火星)を離脱するという「リトリート作戦」です。「リトリート」は「避難」とか「退却」みたいな意味の言葉ですが、欧米では前から「リトリートメント(retreatment)」が流行っているらしくて、普段生活しているところから離れることで、リフレッシュしたり癒しを体験したりするプログラムがたくさんあるそうです。私が通っていた大学でも「リトリート」のプログラムがあって、山梨の八ヶ岳あたりの山荘に滞在しながらいつもと違った環境で学び合いをしたり、交流をしたりしました。イメージとしてはゼミ合宿のもっと規模の大きなものという感じでしょうか。そういう感じで、なんだかんだ理由を作っては「リトリート」しているわけですが、仕事で呼ばれて地方の各地にいろいろ行ったりしてきましたけど、着いた時に一番ホッとするのはやっぱり帯広空港ですね(逆に、羽田に着くと息が詰まる感じがしてきます)。だから北海道にいられる時間が増えれば自分にとってはいいのかもしれません。

そこで、北海道への「リトリート」そのものが仕事になると一番いいのではないかと前から思ってきました。「リトリート」したい人を募って、それをいろいろコーディネートするのです。言うなれば「リトリートマネジメント」ですね。いま東京は毎月1万人ずつくらい人口が増えているみたいですけど、同時にそこで生きづらさを感じている人も多くいますよね。なので、短期でも長期でも、その人が望む期間浦河などに滞在したりして、交流したり研究したりできるといいんじゃないかなと思います。

最初にこのような企画が浮上したのは数年前に日立製作所が社員のリフレッシュ研修先として浦河はどうかと打診があったからでした。私も打ち合わせのために何度か丸の内の日立の本社に行ったりもしましたし、日立の方々も何度もべてるまつりになどに参加してくれました。ある程度、受け入れ態勢や対応可能なプログラムが定まれば、他の企業や団体などの様々なニーズにも応えられるようになるかもしれません。

昨年、上野公園で「べてるのゲル」という企画があって、当日は結構たくさんのモンゴル式のゲルが建ち並んでいたんですけど、これっていくらくらいするのか調べてみたら、モンゴルで買うと1基10万円くらい。日本で買うと小さいもので1基30万円~40万円くらいなんですね。これは、浦河にゲストを迎えた時の滞在先としていいんじゃないかなと思いました。しかも、浦河はモンゴルと姉妹提携都市で、小学生の時にはたしかゲルでの暮らし体験のようなレクもあったような気がします。十勝に行くと「アースホテル」という牧場のど真ん中みたいなところにあるロッジのような宿泊施設がありますが、そんなイメージで滞在できるような場所になればいいかもしれません。

上野公園のゲル

もうひとつの可能性としては、フィンランドのログハウスですね。先日、「べてるの家」と命名してくれた宮島牧師の娘(私にとっては幼なじみ)が浦河に家を新築したというので、見に行ってきました。いまイチゴ農家をしているのですが、農作業の傍らフィンランドのログハウスメーカーのキットを使って約1年かけて家を夫婦で建てたそうです。その家がとても素敵な感じでした。いまはその家の横に薪小屋と五右衛門風呂とフィンランド式のサウナを建設中だそうです。そのログハウスメーカーのサイトを見ると、セルフビルドのための講習会とかもやっているようです(https://www.talo.co.jp/selfbuild/)。セルフビルドなら、かかるのは材料費くらいなので、非常に安くゲストハウスが作れます。

新築のログハウスにはハンモックがあって、暖炉の火も暖かかったです。

最近は、浦河でも本当に空き家や空き地が増えていて、管理する人のいなくなった牧場などもありますから、プログラムを実施できそうな場所は結構たくさんあると思います。今回の浦河滞在中もべてるに購入の打診が来ているという土地や物件を車で見て回ってきましたが、可能性を感じさせるところがたくさんありました。

ゲルやログハウスづくりは時間がかかるとしても、浦河インやアエルなどのホテルに滞在する短期のプログラムなら、わりとすぐにもでも企画できるかもしれないですね。例えば、関東近辺の参加者は東京で一度集まってオリエンテーションをしたりして、新千歳空港からはべてるまつりの時のようにチャーターバスを使ったらいいかもしれません。浦河には4泊5日くらいの日程で、当事者研究をしたり、昆布やイチゴの作業をしたり、乗馬体験をしたり、新鮮組で農作業をしたり、もっとゆっくりしたい人にはマヨエルハイム(べてるで管理している元公務員住宅)などに滞在できる別途のプランを用意してもいいかもしれません。こんな感じで、もし募集することがあったらぜひご参加ください。

まあ、いろいろ適当なことを言いましたけど、実現するかどうかは別として、こうやって妄想しているだけでも気分が前向きになりますよね。これも一種の心の「リトリートマネジメント」なのかなと思います。年初めにはおすすめです。

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向谷地宣明(むかいやち・のりあき)

大学卒業後に(株)MC Median設立、医療法人宙麦会理事、NPO法人BASE代表理事。東京・豊島区や中野区でグループホーム、コミュニティスペース、就労継続支援B型事業所を運営。

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毎年恒例 2019年 今年の一字

 

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「オープンダイアローグ:今までと全く違うメンタルヘルスケア」

Open Dialogue : A New Approach to Mental Healthcare

Neel Burton M.D.(英・オックスフォード 精神科医)

【2016/07/15発行】Vol.104

【特集】「幻聴さん」は、地域の文化に大きな影響受けている

スタンフォード大学人類学教授 タニア・ラーマン

【2015/12/01発行】Vol.089

続「技法以前」71 向谷地生良 「オープンダイアローグ」

伊藤知之の「スローに全力疾走」第54回

「オープンダイアローグセミナー」

【2013/06/15発行】Vol.030

統合失調症学会in浦河 イブニングセミナー

「飲まされる薬、飲む薬」

川村敏明(精神科医)、山根耕平、本田幹夫

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