オムツ外し学会 in 浦河が開催されました。

10月13日〜14日、浦河でオムツ外し学会が行われました。この学会を主催するのは三好春樹さんですが、三好さんはこれまで毎年のように何度も浦河に来てくださっています。

べてるの伊藤さんが三好さんのお話のなかでピックアップした部分をご紹介します。

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介護の時代が来たと言われている。医療は老いや死には無力。医療の目的は治す事だが介護の目的は「暮らす」こと。麻痺が残ってもその状態でどう暮らすかを手作りで作っていく。

医療の対象は人体。介護の対象は人生。

医療では「患者」と呼ばれるが介護では「生活者」。医療は病気の因果律の世界、原因は体にある個体還元論の世界。このため認知症は脳の病気という仮説がある。

介護者は考える杖である。

生命は何故生まれるかはわからないが何故死ぬかもわからない。介護は「老いにともなう人間的変化」。

医療では見当識障害と言う言葉を使うが、介護では見当識の変化に注意を払う。

人は認知症になると精神が一番輝いていた時代に戻る。医療は外的世界の考え方だが介護は内的世界を認める事で外的世界に帰っていく。医療では認知症はあってはいけないと考えるが介護は相手を異文化ととらえる。

認知症ケアには答えがない。認知症ケアが出来る人はその場しのぎ、時間稼ぎが上手い人。靴を履いて仕事に行こうとした認知症の人に「お帰りなさい」と言うと治まった。場面転換を行うのが上手くいく。

おむつ外し学会は安全管理から独立した介護を目指す。おむつを外して3日で笑顔になった人を沢山見てきた。認知症の状況を見てトイレに誘導すれば良い。

医療はAIに取って変わるかもしれないが介護はそうならないだろう。介護される人のニーズは簡単にはなくならない。

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すごくべてるとも共通する部分が多いお話だったと思います。会のなかでは「相模原」事件をテーマに向谷地さんと対談するプログラムもありました。

とても有意義な時間だったと思います。今回の学会の詳細は、雑誌「ブリコラージュ」に掲載されるかもしれません。

 


 

「2019年度オープンダイアローグ トレーニング基礎コース」受講者募集開始のお知らせ

2019年度のオープンダイアローグトレーニング基礎コースの受講者の募集が開始されました。

下記のHPより内容をご確認ください。

● オープンダイアローグ・ネットワーク・ジャパン

 


 

「Base Campus」のお知らせ

就労継続支援B型BaseCampでは、みなさんと苦労や経験をわかちあい、当事者研究を通じてともに学びあう”BaseCampus”を開催することになりました。

第一回目では、人間関係の中でも「家族関係」をテーマに、親子や兄弟、夫婦や親戚付き合いなどなどにまつわる「押したり引いたり」な苦労や経験からワイワイガヤガヤ当事者研究出来たらと思います。
BaseCampの仲間たちの「押したり引いたりの家族関係」も分かち合いながらみなさんと”弱さを絆に”出会えると嬉しいです。

当事者研究がはじめての方、家族関係で苦労している方、苦労している家族を支援されている方、家族ってなんだろうとあらためて考えてみたい方などなど、ご興味ある方どなたでも、気楽にいらしてください。

日時:10月21日(日)11時 ~15時

場所:就労継続支援B型BaseCamp(豊島区要町3-22-10 星野館ビル401)

参加費:2500円(☆昼食付☆)
※参加費は就労継続支援B型BaseCampのメンバーの工賃に反映させていただきます。

定員:25名

●お申し込みはこちら

 


べてる×写真展フォスター「子どもから見た里親家庭」

「フォスター」は、血のつながりや、法的つながりと関係なく、子どもを育てるという意味です。具体的には、里親家庭、里親より子どもが多いファミリーホーム、養子縁組家庭などを指します。

「写真とことばでつむぐフォスター」は、日本で初めてのフォスター家庭の写真展です。江連麻紀(写真家)、白井千晶(家族社会学)、齊藤麻紀子(NPO法人代表)3人のプロジェクトで、江連は長年、浦河べてるの家を撮影してきました。

「当事者研究」で世界に変革をもたらすべてるの家ですが、預けあい、育て合いという点でも、新しい視点を与えてくれそうです。

浦河には何人かの里親さんがいます。里親は児童相談所が委託する公的な制度です。里親制度の必要性が叫ばれるにつれ、里親夫婦の「実子」の経験や感情にも少しずつ注目が当たり始めました。

さて、向谷地さん夫婦の子どもたちは、どのように里親家庭と浦河の子育てを感じてきたのでしょうか。
フォスター写真展を通して、べてるの家の新しい発見と、共助のあり方を考えてみたいと思います。

日時:2018年11月10日(土) 12:30~15:30
場所:がんばれ子供村

登壇者:江連麻紀(写真家)、白井千晶(家族社会学)、向谷地宣明・向谷地愛(里親家庭の実子)、
伊藤知之(浦河べてるの家)、その他ゲスト(お楽しみに★)

● お申し込み・詳細はこちら

 


べてるの家のウェブマガジン『ホップステップだうん!』

2018年10月よりnoteでの配信を開始しました。
内容はメルマガ版とほぼ同じです。

【価格】300円/月(←メルマガ版よりちょっとお得です)
【発行周期】毎月 2回
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● 毎号の主な内容は

巻頭写真 江連麻紀、続「技法以前」向谷地生良、ぱぴぷぺぽ通信 すずきゆうこ、ほかイベント報告、海外視察報告などの特集が組まれたり、購読者はイベントの参加費が割引になるなどの特典もあります。

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投稿者: bethel-net