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当事者研究の部屋 トップへもどる
Vol.035
“ラブソング幻聴さん”の研究 
自己病名「統合失調症ラブソング型」 久高 亜矢子



横浜当事者研究会でラブソング幻聴の研究をする久高さん


私は統合失調症で歌や野球が好きです。
長い間ラブソングを歌ってくる幻聴さんとの付き合い方に苦労しています。
そこで現在参加している横浜当事者研究チームの皆と研究を始めました。


研究の目的
ラブソング幻聴さんがくると、好きな歌手や野球選手にファンレターを書きつづけてしまい、恋愛妄想がどんどん膨らんで調子を崩すことを繰り返しまいます。また同じことを繰り返さないように研究を始めました。


研究の内容

〇ラブソング幻聴さんとの苦労のサイクル
私は実際にテレビやラジオからラブソングが流れてくると、幻聴さんが私にラブソングを歌ってきて、好きな歌手や野球選手と本当にお付き合いをしている気持ちになります。
嬉しくてファンレターを送ります。
それがエスカレートしていくと恋愛妄想が膨らみ、最終的に「結婚してください!」という手紙を送ってしまいます。
返事がこないと落ち込んで、テレビやラジオに自分が責められている感じがしてきて、調子を崩してしまうことをずっと繰り返してきました。

〇ファンレターの効能
ファンレターを書くことは楽しくて、書くことで自分のことを表現してきました。本当は病気を理解してくれる人が欲しかったのだと思います。
副作用もあります。自分の住所を書いているので、野球選手が本当に家に来てしまうんじゃないかと心配になり、車の音などが気になって外に見に行ってしまいます。そしてだんだんテレビやラジオがつらくなっていきます。

〇対策「マイポスト」
ファンレターを書きたくなった時、「マイポスト」を作ったらどうかと仲間から提案がありました。
何でもいいので箱を作り、ファンレターをポストに出さずに「マイポスト」に入れるのです。
これはとても効き目がありました。いつでも書き続けられて、相手が家に来てしまうという心配をする必要もありません。
歌手や野球選手へのトキメキはなくなりませんが、ファンレターを書くことは自分助けになっていて、「マイポスト」に出すことで幻聴さんもいつの間にかラブソングを歌わなくなりました。
今はCDでラブソングを聞いています。


研究の感想

歌手と野球選手に想いを寄せて15年。今まで何をやっていたんだかという気持ちにもなります。妄想中は苦しかったですが、楽しかったことにも気付きました。今は相談できる人もできて安心です。これからは自分の人生を生きようと思います。




このより詳細な研究は
こころの元気」の当事者研究の連載にて掲載!
ぜひ、チェックしてください。

Link:こころの元気(NPO法人コンボ)

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