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■誤作動とは
妄想や幻聴さん、お客さんなど、病気の人にありがちな認知の歪みを、ひっくるめて誤作動と言う。もちろん、一般の人にも誤作動は起こりうる。
■研究の目的
今までの、誤作動体質はお酒でカバー(しかし、はしゃいでしまってトラブルを起こしてしまう)、という対応を見直し、みんなのなかに問題を持ち込んで一緒に考えたいと考えた。
■いままでの対処法
いつでも病気を通してみんなとコミュニケーションをとっていた。
いつでも悪い言葉ばかりを頭のなかで検索している。
誤作動により、思考のドミノ(関連妄想)が絶えず起こっている。
人生の「カゲ」に取り囲まれているような感じで、周りの人が下野さんと話がしたいと思っても、「カゲ」が邪魔して、会いたくても会えない。
足元にある病気の土壌には、失敗体験(自分を信用できない)や人も信用できない、という養分がある。これは今までの人生で経験し、学習してきたこと。
■これからの対処法
下野さんにとっての苦労分解酵素。
→ギター、お酒、病気、人と話すこと
向谷地さんは、これまで一万件の苦労の相談を受けている。これだけ集まってくる苦労とつき合えるということは、苦労分解酵素が活発に活動しているということだ。
人によって苦労分解酵素の数は違うようだ。
苦労分解酵素を増やすにはどうしたらいいか?
・人に相談すると分解が進む
・酒は逆に酵素を殺す力がある
・自分の苦労に慌てず、ゆっくり向き合う
・失敗を許す
・年上の相談相手や仲間を増やす
・忘れた方がいいこともある
・再学習(今まで学習してきた不信感の上に、新しい内容を上書きする)
「再学習」という言葉が一番ピッタリくると言う下野さん。
この当事者研究も再学習の場と言える。
不信感から信頼感へ—「まかせる」ということ、「土を植えかえる」という作業を行いたい。
それは、人のなかに入っていくこと。苦労を仲間との関係に委ねるということ。
■感想
再学習という取り組みで、新しい考え方を自分に貼り付けて増やしていきたい。
(記:宮西勝子)