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Vol.003

過剰反応する体と透明な自分

研究者:河崎寛
協力:しあわせ研究所(所長松本寛)、爆発救援隊


べてるで、仲間のなかで働く練習のSSTをする河崎さん。退院支援をしてくれたピアサポーターの中山さんと共に、メンバーのみんなに自分におきている<お客さん>の苦労を伝えることができた。

僕の自己病名は統合失調症爆発依存型。

「当事者研究」は僕の爆発からはじまった。

爆発のサイクルというのがあって、爆発するための仕込みをして、物を壊したりして爆発し、その手段に依存していた。(詳しくは、医学書院発行の『べてるの家の「非」援助論』、『べてるの家の当事者研究』を参照)

今は、病気に依存していた自分から、仲間に栄養をもらいながら生活していこうと思っている。

最近、爆発しそうになって、向谷地さんに相談した。お腹が減っていたのと、部屋の生ゴミが臭かったことがスイッチになった。その後、病気が苦しくなって2泊3日の入院をした。その時は、図書館の本を返していなかったのと、携帯のゲームサイトを解約できなかったことが気になって、スイッチが入った。

僕はかつてゲームに依存していた。ゲームは、僕にとって人間関係を阻害するようなもの。それらは、人間関係で傷つかないための自分を守る道具だった。ゲームがないと爆発していた。

1年半の入院の後、本格的に退院して3ヶ月になる。ずっと引きこもっていた自分が、仲間の大切さを知る一方で、 ストレスが多くなって、いろいろ<お客さん>が来て苦労している。人に嫌われているような感じがして、仲間から<嘘の気配>がしてくる。

様々な状況に体が幻聴やお客さんという形で過剰に反応する一方で、僕は自分の存在の実感がない。まるで、自分はフィクションのよう。物を触っていると安心する。人と接していても、自分の存在の実感がない。実感しないようにしていた。

病気は30歳くらいになったら自然に落ち着いてくると松本寛くんが言ってた。大事なことは、神様は何を学ばせるために僕を病気にしたのかを考えること。転んでもタダじゃ起きない。100円をひろって起きるくらいじゃないと。

周りの調子を崩す人を見ると、人に関わることで苦労している。感覚としての、自分の生活のなかでの実感をどう持つか。自分を探す冒険だ。僕の前には、仲間という<宝>をめぐる、様々な冒険が待っている。『アトランティスの謎』のような。


(河崎寛)




「爆発救援体操」をする河崎さん。
河崎さんは、爆発救援隊の隊長。同じ爆発の悩み
を持つ仲間を助けている。一番、出動回数が多い
のは、河崎さん自身。

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